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ファザコンの私の恋

ファザコンの私の恋

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マザーコンプレックス、ファザーコンプレックスという言葉を聞いたことがあると思いますが、これらの言葉はほぼ、否定的な意味で使われることが多くないですか?

私は決して「ファザコンではない」と思っていました。

そんなに父親が好きだったわけではない…

しかし、これまでの自分の恋愛(元夫を含め)を考えたとき、ずっとずっと年上の人が対象でした。それがもしかしたらファザコンだったのかな?と思ったのはコチラの記事を読んでからです。

 

もしかしたら、父親からの愛情をもっと欲しかったのかも…と思うようになったのです。

あ、でも今日ここではそんな重たい話をするのではなく…

私が一番憧れた、一番年上の方のお話をしてみたいなと思ったのです。ちょっとした思い出話です。

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出会いは大学

ファザコンの私の恋

私は某国立大教育学部の音楽教育学科出身です。大学ではピアノ専攻として入学しました。

そこには作曲・指揮科の教授で、カリスマ的な存在の先生がいました。

東大→東京芸大という異色の経歴を持っていて、また、全ての楽器(ハープまでも)が演奏できる、天才的なとてもダンディな先生です。おそらく私の父と歳は変わらなかったと思います。

学内でも大人気で、ファンも多く、周りには優秀な先輩方や大学院生がいつも取り囲んでいて、たいして優秀でもない目立たない私には、挨拶すらできない遠い存在でした。

 

始めての会話

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当時その大学では副科として、専科の楽器以外の楽器も履修しなければいけません。

私が選んだのはヴァイオリンでした。

 

授業ではオーケストラの授業もあります。当然、弦楽器専攻の学生もいる中で、ヴァイオリンど素人の私は足を引っ張ってしまいます。

もともと負けず嫌いだった私は、とにかくオケの授業でも弦楽器専攻の仲間に追いつこうと必死に練習しました。

なんとなく…

その頑張りをヴァイオリンの先生にも認めてもらえるようになり、3年生で大学院のほうの授業に参加させてもらえるようにもなりました。

その頃の私にとっては、院生は雲の上の存在です。

そんなすごい先輩方の室内楽のレッスンに呼ばれ、参加させてもらえるなんて、もう、緊張以外のナニモノでもありません。

毎回、緊張で吐きそうになる…

それなのに、このすごい先輩方とステージに立つ日が来てしまいました。

 

その時の記憶はあまりありません。

気付いたら終わっていて、私は先輩方と少し離れたところで楽器を片付けていました。

すると…

誰かが近づいてきた気配で顔を上げると、あのダンディな先生がすぐそばに立っていらっしゃいました。

まさか…え?

どう考えたって私に話があるようですが、そんなはずないと自分で否定してしまう。

が!

予想外に先生は私に話しかけてきました。

「きれいなビブラートを使うんですね。」

 

心臓が止まるかと思いました。

ヴァイオリンを経験されてない方からしたら、なんだそれ?な会話かもしれませんが

その言葉は私にしてみたら、どんな誉め言葉よりも、どんな愛の告白よりも、

嬉しくて、またセクシーすぎて、何も言葉が返せなかったのです。

 

先生はそのまま行ってしまいましたが…せめてなぜ「ありがとうございます」くらい言えなかったのかと激しく後悔しました。

 

焦らし好きな先生

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その後も先生とは会話どころか、挨拶もできないまま…

ある日の作曲の授業で課題が出されましたが、私は作曲や編曲は大の苦手です。

すごく憂鬱な気持ちで提出したことを覚えています。

そして返却される時…先生は一人ずつコメントを添えながら返していきました。

 

なかなか名前を呼ばれない私…

もしかしたら規格外に出来が悪かったのか…後で個別に怒られるのか、とにかく不安でしかありませんでした。

 

そして先生は

「これで全ての作品を返却したことになります」

と言ったので、あれ?私のは?と思っていたところ、

 

いきなりヴァイオリンを取り出し、私の曲を演奏してくれました。

ものすごいサプライズ!

いや、ここまで焦らすって…何?

 

そして最後に楽譜を私に返しながら

「よくここまで作りこめましたね」

と、素敵な笑顔で言葉をかけてくれた時、もう頭の中が真っ白でした。

やばい…このままじゃ私、まともに授業を受けられない、と思ってしまい、また何も言えなくなってしまったのです。

 

オケの授業で

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そのうち私は2ndヴァイオリンの次席奏者となりましたが、そうなると指揮者の真ん前に座ることになります。

汗も飛んでくる距離。

この距離になると、練習中、時々私の音に対して先生が個人的に短い感想を言ってくれるようになりました。

ちょっとした音程。

ちょっとした入りの音。

ちょっとした音の始末。

それだけのことなのですが、ちらっと目を合わせて小さい声で

「そう」

「今の!」

「いい!」

これだけを言ってくれるのです。

 

何かのカメラマンみたいですね…

でもその時の私はそれが嬉しくて、とにかく先生が求めている指示を一つも漏らさないようにと必死でした。

 

そして…

その後特に何か進展があったわけではありません。

別に私も先生とどうこうしたいと思っていたわけではありません。

とにかく、天才肌でダンディで、憧れが強すぎで話しかけられただけで緊張していたので、それ以上どうすることもできなかったのです。

 

私の中で、一番年上で一番憧れた先生…その後、先生がお元気なのかどうかはわかりません。

ちょっとした懐かしい思い出です。

 

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